同性婚は認められるべきとは思いますが…

新聞社などの世論調査では、同性婚に対して"賛成"派が多数を占めるそうで、それに対しては私も異論はありません。かくいう私も同性婚を"容認"する立場ですので(笑)
ただ、日本の左派活動家の主張する「異性婚との完全同権」は否定します。

活動家の皆さんは日本国憲法第14条に定められた「法の下の平等」を根拠に「同権でなければ不平等」と主張しますが、そもそも「平等」の定義付けから誤っているのです。
平等には二通りの定義が有り、一つは「"結果"平等主義」、もう一つが「"ルール"平等主義」と呼ばれます。その違いを喩えて言うと「自動車運転免許を持たない者が自動車の運転を禁止されるのは不平等か?」に対して「同じ『人間』なのだから免許所持者と等しく運転出来なければならない」とするのが「"結果"平等主義」で、「能力を確認した結果の資格の有無の差があるのだから権利が異なってこそ平等」とするのが「"ルール"平等主義」です。
実社会において、無条件に"結果"平等主義に基く"平等"を用いると大きな混乱を招く事は簡単に予想がつきます。

ご存知の様に異性婚と同性婚には妊娠・出産と言う「人口再生産"能力"」の大きな差が存在する故に、権利にも差が有って当然。寧ろ、同権である方が不平等なのです。
同性婚推進論者は同権を求めますが、異性婚者側から見れば「自分の意思で子供を作らない選択をしながら勝手な事を言ってるんじゃねえよ!」になるのです。同性婚でも人口再生産が可能になれば別ですが、現状はその見込みも殆ど無い以上、明確な"能力"差に基き権利の面での制限(=差)が有ってこそ初めて「平等」と言えるのです。

この人口再生産性に触れると左派活動家は「同性婚者にも(養子等で)子育ては出来る」と主張しますが、子育ては異性婚者にも出来る事で、特に同性婚者にしか出来ない事ではありません。
同性婚者が異性婚者と完全な同権(或いはそれ以上)を求めるのであれば、人口再生産性の差を補う程度の"異性婚には不可能且つ同性婚でなければ成せない「何か」"が無ければ、逆に不平等なのです。
また、疾病等で人口再生産が不可能だったり「子供を作らない」という意思を持つ異性婚者の権利も制限する必要が生じると主張する同性婚推進論者もいますが、"損傷"した部位をiPS細胞で"補修"する事も実用化目前であり、「子供を作らない」意思も時間の経過と共に変化は十分期待が出来ます。
人口再生産の"可能性"が現状ゼロである同性婚とゼロではない異性婚の、"可能性"が等しくなる見込みが無い以上、同権にしてしまう事こそが日本国憲法の平等主義に反するのです。

先日Twitterで絡んで来た、自らは反証の緒(いとぐち)を持たない故に、主張を唱えるのではなく質問を繰り返す事で緒を見付けようとするお馴染みのパターンの使い手さんが↓の様なTwを引用して来たのですが、そもそもiPS細胞技術とは、当事者の細胞に多能性誘導因子を加える事でiPS細胞"化"させ"再生"医療に用いるものであり、男性の細胞を元に卵巣や子宮を"再生"ではなく新たに作り出せるのか?は甚だ疑問です。
将来的な可能性は無いとは言えませんが現在は殆ど手付かずの"不可能"に等しい状況です。
数十年先の将来、同性間でも人口再生産が可能になったなら、その時には"同権"についての議論が必要になるでしょうが、現時点では可能性はゼロ故に↓は苦し紛れの詭弁に過ぎないのです。

同性婚と言う新たな婚姻形態が有っても良いとは思いますが、今でも存在する偽装結婚などの制度の悪用へ、今より更に
門戸が開かれてしまう形ではあってはなりません。同性婚への権利の制限は制限悪用の予防策なのです。

断罪のミラージュ

Twitterでは 反論できない意見には運営への報告でアカウントそのものを凍結させ意見も含め全てを不可視化させる事が横行しています。私のアカウントもその被害に遭った為、その影響を受け難いTwitter外部に意見を残せる場として当アカウントを開設しました。世界基準では「左派」でありながら「ネトウヨ」と呼ばれる私が、日本の自称「左翼」の反論を許さない意見を発信していきますのでよろしくお願いいたします。

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